ハンドルを右手でつかみ、前方向に回転させることでホイールを回して音を出します。楽器の種類によっては固定されているものもありますが、Vielleの場合はネジ式で容易に着脱できます。

                               

残響音を得るためにボディ上に数本の金属弦が張ってある機種があります。直接は演奏しません。(特殊効果としてかき鳴らしたりすることはあります)
私は共鳴弦付きの楽器を使用したことがないため、具体的なことはあまり知りません。

こんなの

                               

ホイールが擦って音を出す弦には大別して3種類があります。各弦は、ホイールに接する/しないを切り替えられるようになっています。常にすべての弦が演奏されるわけではなく、調や曲想により使用する弦の組み合わせを選択できます。

                               

英語で Hurdy Gurdy と称されるこの楽器ですが、各言語、地域によって様々な呼び名があります。例えば一口に横笛と言っても様々な種類があるのと同様に、ホイールを回し鍵盤で操作するこの形状の楽器も各地ごとに種々のスタイルがあったのだろうと想像しています。

                               

当初はもっと包括的に楽器の説明をしていくサイトを構想していたものですが、書きたい項目は数多くあるのですが体系的に書こうとすると全く筆がすすまないことに気づいたため、断片的な内容を積み重ねていくことにします。なかには一般的ではない個人的な(特定の楽器や演奏スタイルでしか通じない)内容もありますが、参考程度にとらえてください。

基本的には、vielle à roue をベースとしたモダンな機体を対象にします。

2018-12-04(2018-12-05 更新)   
                               

キーの戻りが悪いときはまずは鉛筆を塗る

キーの膨張や歪みではなくキーボックス全体が歪んで動きが悪くなることもあるので、場合によっては軽くヤスリ

                               

キーは、押し込むというよりもタイプする感じでやるとよさそう。

指先だけではなく、笛なんかと同様に指の腹を使う感じ。

                               

入手が最初の参入障壁となるハーディーガーディーですが、最近はインターネットの発達もあって割と容易に入手できるようになった気がします。ぱっと思いつく入手経路を列挙してみますと以下のようなものが挙げられます。

2018-05-20(2021-10-27 更新)   
                               

Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーディ・ガーディ
Vielleux in Thailand: http://www.geocities.jp/vielleuxinthai/

The Hurdy Gurdy Weekly: https://paper.li/r_cherwink/1334097917#/

Gurdypedia: http://members.ziggo.nl/pe.howland/Gurdypedia/Home.html
Neil Brook: http://www.hurdy-gurdy.org.uk
Vielle à Roue: http://lerautal.free.fr/vielle/vielle-accueil.html

                               

ハーディガーディ[Hurdy Gurdy]は、ハンドルを回すことにより円板の縁で弦をこすって音を出す擦弦楽器の一種です。鍵盤により弦を押さえることで音階が出せます。

鍵盤の付いていない弦も複数あり、途切れることなく一定の音程で鳴り続けます。この持続音(ドローン)が1つの特徴です。発音原理は全く異なりますが、バグパイプと類似した音構成システムとも言えます。

                               

ハーディガーディという楽器があります。ハンドルを回すという特異な演奏スタイル。様々なギミックの付いた複雑な機構。鳴り続け世界を塗りつぶす持続音。中世のシンセサイザーなどというおどろおどろしい肩書き。情報化社会の21世紀になって、所有・演奏する方も結構多くなってきた印象はありますが、今でももの珍しく人目を引く楽器であることも確かでしょう。

2017-12-29(2021-10-27 更新)